介護施設のここが知りたい「往診」について
2024年11月16日(土)お役立ち情報
神戸支店の中澤です
知ってるようで知らない
ここが知りたい
施設に関する情報発信します
今回は、施設入所の際によく聞かれる質問「往診」についてお答えいたします
施設に入ったら、通院はどうしたらいいんですか?
施設の見学をする際に、必ずと言っていいほど聞かれる質問です。
在宅で生活している時、ずっとお世話になっているかかりつけ医がいらっしゃると思います。
長い間診ていただいていた先生はどうなるんでしょう?
家族は通院介助に通わないといけないんですか?
施設には往診の先生が来られます
多くの施設には、施設ごとに連携している往診医の先生が定期的に往診されています。
施設によっては、数か所のクリニックと契約されている所もあれば、1か所だけの施設もあります。
入所の際に、今までの先生から往診の先生へ「診療情報提供書」というお手紙を記入してお渡しします。
診療情報提供書には、今までの経過や診療の記録、薬の内容、検査データなどが記載されており、その内容を確認することで、新しい先生も今までと同じような治療を行うことができるようになっています。
特別な検査や、専門の先生による薬の調整が必要な時には?
病気の種類によっては、定期的に特別な検査をしたり、専門の先生による薬の調整が必要になることがあります。
その時は、大きい病院に行って検査したり、今まで診てもらっていた病院に受診して、お薬の調整をしてもらったりする場合もあります。
耳鼻科や眼科などの特別な科も、内科の先生では対応できないこともあります。
そんな時は、ご家族様対応で施設から外来に受診ということが必要になります。
施設のサービスで受診介助もしていただける場合もあるので、施設で確認してみてください。
ご家族様の対応が難しい場合は、受診介助をしてくれる事業所もあります。
病院内の付き添いは保険が効きませんので、保険外サービス・自費サービスなどの外部サービスを利用すれば、ご家族様が対応できなくても大丈夫です。
歯科は診てくれる?
多くの施設は、歯科の往診が定期的に行われています。
口腔内の環境が悪くなると、誤嚥性肺炎などの原因となります。
歯の状態が悪いと嚙み合わせも悪くなり、食事の楽しみの低下、嚥下状態の悪化、誤嚥のリスク、認知症の進行など様々なデメリットが出現します。
口腔内の清潔に保ったり、入れ歯の調整をしたりして下さる歯科は、定期的に往診に来てくださいます。
こちらも施設によって対応していない場合や、頻度等が違うと思います。
見学や入所の際に施設の担当の方にご確認ください。
「往診」まとめ
- 殆どの施設は、往診の先生が来てくださっているので、体調管理や薬の処方は通院しなくても対応していただけます。
- 難病など、細かい薬の調整が必要な方は、定期的に通院が必要となる場合があります。
- 耳鼻科や眼科など特別な検査が必要な場合は、通院が必要となる場合があります
- 通院は原則ご家族様で対応となりますが、施設によっては通院介助のサービスがある場合もあります。
- 保険外サービス・自費サービスなどの通院介助を活用すれば、ご家族様の負担は少なくなります。
- 歯科はほとんどの施設で往診に来てくださっています。
- 先生同士は「診療情報提供書」という書類で情報をやりとりしますので、治療内容などは伝達できています。
往診は施設によってそれぞれ特徴が異なります。
見学の際などに、しっかり確認しておくことが必要です。
施設見学の際相談員が同行しますので、事前に希望などをお伝えしていただけると、当日担当者に確認することができます。
事前のご希望や相談、見学の調整、送迎など、全て無料で対応いたします。
ベストマッチングの相談員にご一報ください。
ホームページに相談員の情報と連絡先を記載しておりますので、そちらからご連絡ください。
インスタグラムのDM、LINE、ホームページのメールアドレスからも承ります。
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