神戸東灘のだんじり
2025年05月09日(金)出来事
神戸支店の中澤です
皆様、ゴールデンウイークはいかがお過ごしだったでしょうか?

神戸市のゴールデンウイークの風物詩と言えば「だんじり」
4月に入ったころより、練習のためにだんじりのお囃子の音があちこちから聞こえて来て
そろそろたんじりの季節だな・・・と、初夏を想う風物詩になっています
だんじりは、岸和田のだんじりが有名ですが。
岸和田のだんじりは「やりまわし」と言われる、急旋回が名物で
神戸東灘のだんじりは、ゆっくりと地域を曳き回すというのが特徴です
各地区で異なる装飾や囃子があり、地域住民のコミュニケーションを深める場としても重要な役割を果たしているのだそうです

今回、ボランティアのお手伝いで外国の子供たちを連れてだんじりの宮入を見に行ってきました
神戸に住んで20年以上経過していますが、実はだんじりの宮入を見たのは初めてです。
子ども達が小さい頃、だんじりの前でロープを曳くお役をする機会があり、その付き添いを1度。
(その時は、二人の子どもを見守るのに必死で、お祭りを楽しむ余裕はありませんでした)
その後は街中を練り歩いているのを眺めるか、遠くで鳴るお囃子の音を聞くか
訪問看護をしている時に至っては、各地で通行止めがあるので移動しにくくて不便とすら思った程度で、そもそも「ただのお祭り」としか認識していませんでしたが

今回「宮入」という言葉を初めて聞いて、だんじりの歴史を調べてみました
だんじりはそもそも、五穀豊穣と疫病退散などを祈願するためのお祭りなのだそうです。
昔の人は、毎年の豊作を願って、疫病などが流行らないように「だんじり」の祭りに祈りを込めていたのですね。
昨年より米不足により米が高騰しています。
今は落ち着きましたが、野菜も値上がりしていました。
数年前に端を発した新型コロナウイルスの感染蔓延も記憶に新しいことと思います。
「だんじり」のお祭りの本来の意味を
私たちはもう一度考え直す必要があるのではないかと感じました
コミュニティが希薄になってきた現代社会においても
地域の住民で力を合わせて山車を巡行させる
地域社会の団結力を高めるためにも、とても大事なのではないかとも思いました
日本の伝統文化を大事にしていきたいですね
